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クビツリハイスクール

クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社文庫)クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社文庫)
(2008/08/12)
西尾 維新

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私は高校生だったころの学生として生活していた記憶があまりはっきりとしていません。

学校外では、ネット上で有志を募りTRPGのイベントを開催したり、初めてのカラオケに夢中になったり、コミケという存在を知りのめりこんだりとそれなりに楽しく充実した日々を送っていました。

けれど、では学校で何をしていたかというと、はっきりとこれだ!といえるものがなかなか思いつきません。

遊んでいた記憶はすべて外か、外に関連した遊びを同級生としていたことくらいです。きっと、自分の興味が外に向いていた時期だったのでしょう。狭い学校の中よりも、広い外の世界にもっと楽しい出来事が待っている。そんな気がしていたのかもしれません。

本書クビツリハイスクールは、そんな狭い内側から、外側に出たいと願った少女の物語です。そこがどんな場所であり、外にどんな現実がまっていたとしても、今いる場所よりはいいはずだと思ってしまうのは、人間の性なのかもしれません。
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テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学

書評:姑獲鳥の夏

 やさしい脳の中の幻想。

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
(1998/09)
京極 夏彦

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 いわずと知れた京極夏彦の処女作。数年前に読んだことはあったのですが、前回読んだ脳みそに関する情報を、自分の脳みそに低速インストールしている最中に、急にポップアップで京極が似たようなこと書いてたと出てきたので読み返してみました。

 そしたらまあでるわでるわ。人間の認識に関する考察から記憶というものの不思議まで、実にさまざまな考え方が示されています。こうやって読んでいると、文章というただの文字の羅列でしかないものを人は目で見て、認識して、解析して、解釈して、取り込むことができる。そしてそれを頭の中で立体として展開することだって、できる。

 小説っていう存在は、どうしても人間の脳の不思議さにたいして自覚的にならざるえないメディアなのかもしれません。

 ミステリーとしてのトリックは正直おいおいとツッコミ入れたくもなりますが、“小説”として読んだ場合これほど脳みそに直接訴えかけてくる“情報”は無いと断言できるほどの面白さです。

 まだ読んでいない人は、ぜひ一度読んでみてほしい一冊です。

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書評?:モルグ街の殺人事件

モルグ街の殺人事件 (新潮文庫)モルグ街の殺人事件 (新潮文庫)
(1951/08)
エドガー・アラン・ポー、佐々木 直次郎 他

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 青空文庫にあったモルグ街の殺人事件を携帯で読んでみました。

 図書カード:モルグ街の殺人事件 はてなユーザーの評価

 推理小説の古典中の古典。
 正直、翻訳が微妙(辞書片手に訳した感じ)で、読みづらいことこのうえなし。

 この探偵役のデュポンというキャラクターを見ていると、ご先祖がこれなら、今の探偵小説の登場人物の正確も歪むよなと納得しました。

 奇天烈、直情、そして傲慢。
 読んでるだけなら楽しめますが、実際に自分の周りにこんな人がいたら鬱陶しくてかないませんね、きっと。

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