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[書評]マイクロソフト戦記

マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方 (新潮新書)マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方 (新潮新書)
(2009/01)
トム佐藤

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私はOSとしてのWindowsが好きです。どんだけあほな仕様で苦しめられても、UIが最悪でも、IEなんていう最低のブラウザのシェアを伸ばしてしまったとしても、一般の人たちが触るOSを統一したという功績を考えれば許容範囲です。

教える立場からすれば、みなが使うパソコンの基本操作が統一されていることはなにより、バージョンがあがっても前の知識をそのまま流用できるっていうのはとてもうれしいことです。
一つのソフトやOSについて知識を深めれば深めただけ、将来も通用することの大事さを痛感します。なれない人は、XPからVistaに変わって見た目が変化しただけでもう無理って騒いでましたからねぇ。

それはさておき、本書を読むと何でマイクロソフトはこれだけむちゃくちゃやっててつぶれていないんだろうとか、何でウインドウズがデファクトスタンダートになれたんだろうと逆に疑問がわいてきますが、読み物としては非常に楽しめました。
今日のIT産業が、技術革新よりも偶然のパワーゲームの結果なりったっている印象がより強く受ける内容でしたが、まあ一面に偏った見方ではあるのでしょうね。

とにかく言いたいことは一つ。Vistaは無いよ。
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『陰陽師』読本 平安の闇にようこそ

『陰陽師』読本―平安の闇に、ようこそ (文春文庫)『陰陽師』読本―平安の闇に、ようこそ (文春文庫)
(2003/09)
夢枕 獏

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目次
言葉の引力が物語を生む(夢枕獏)
映画『陰陽師2』第一稿(夢枕獏)
映画『陰陽師2』第四稿(夢枕獏)
安倍晴明のエクスタシー―対談 夢枕獏・野村万斎
平安時代の食う、寝る、遊ぶ(山口博)
安倍晴明その謎と魅力に迫る―対談 夢枕獏・志村有弘
陰陽師シリーズ登場人物・作品詳解


小説陰陽師のファンブック的な一冊。
さまざまな雑誌に掲載された著者のコラムや、映画陰陽師のシナリオ原稿、陰陽師シリーズ内に出てきた妖怪や酒の肴が一覧表記された作品詳解が掲載されています。

この本の中で一番うれしいのは最後に掲載された作品詳解。
私は小説を読むとき、印象的な言葉やシーンに付箋を貼って読み返すことがあるのですが、詳解内で抜書きされているシーンがどれもこれもすばらしく、これさえ読めば読み返す必要もないくらいピンポイント。

ファンには垂涎の一品。ただし、過去の作品を読んでいたり映画を見ていないと、コラムなどで多少おいてきぼりを食うことになります。

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書評:陰陽師 瘤取り清明

陰陽師―瘤取り晴明 (文春文庫)陰陽師―瘤取り晴明 (文春文庫)
(2008/01/10)
夢枕 獏村上 豊

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絵本版陰陽師。絵本といっても、表紙に真っ裸の女性が踊り狂っているので小さな子は気をつけてね! まあ、大人向け現代絵巻って感じでしょうか。

絵本の定義ってなんだろうと考えてみるといまいちはっきりしない。絵と文章の比率? それなら絵が大目なのが売りのライトノベルなんて絵本といっていいほど絵だらけ(変な表現)なものもいくつかありますしねぇ。

作者が絵本だって言ってるんだから絵本なんでしょうけど、明確な定義を知らないまま使っている言葉って結構多い。いや、本書とは関係ない話なのですが(呪、に無理やりかけた話と言い張ることも出来るけど)

内容は、妖怪オールスター望月の感謝祭といったかんじ。今まで出てきた妖怪たちや、話には出てきたけれど姿を見せなかった妖怪(双葉を博雅と交換した妖怪)など、妖怪だらけな一冊です。

この本で一番ショックだったのは、絵で見た清明と博雅に髭が生えていたこと……。映画版のイメージが強すぎて、勝手に生えてないと思ってました。いや、それだけなんですけどね。

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書評:ジーキル博士とハイド氏

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
(1967/02)
スティーヴンソン田中 西二郎

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 多重人格をテーマとした草分けの小説として多分に期待しすぎていたところもあるのですが、正直おもしろくなかった。

 内容をまとめると、

  1. 完全に安全なところから犯罪を犯したい。

  2. そのために薬を飲んで人格と肉体に変化を起こさせ、もう一人の自分を生み出す。

  3. 勢い余って人殺しとかしちゃったけどドンマイ☆

  4. そのもう一人の自分に、オリジナルが乗っ取られる(もう一人の自分もそれは望んでいない)

  5. OTZ


といった内容で、共感も同情も一切できません。主人公をジーキル博士とすると、彼がやったことは人々に不幸を振りまき迷惑をかけたあげく自滅しただけです。何がしたかったんでしょうこの人。

 もうちょっと、苦悩とか抵抗とか、ドラマがほしかったなぁ……。

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書評:鏡の国のアリス 岡田忠軒訳

鏡の国のアリス (角川文庫)鏡の国のアリス (角川文庫)
(1959/10)
ルイス・キャロル岡田 忠軒

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 英文で読めば読むほど、どう訳していいか悩むこの本を、昭和34年に翻訳したこの翻訳者に敬意を表します。けど、やっぱり違和感が。この違和感はきっと、日本語でアリスの物語を読み続ける限り一生なくならないと思います。

 しかし、英文で読みきるにはあまりにも私の英語力が足りません。修行不足です。英語を小説を読みきり、なおかつ“楽しめる”っていうのにいったいどれほどの英文読解力がいるんでしょう。けれど、それでも読みたいと思えるほど好きな物語があるっていうのは幸せなことだと思います。

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書評:頭がいい人の一日15分勉強法

頭がいい人の一日15分勉強法 (リュウ・ブックスアステ新書 41)頭がいい人の一日15分勉強法 (リュウ・ブックスアステ新書 41)
(2008/01)
本郷 陽二

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 こじ付けとも思えるほど“15分”にこだわった一冊。

 15分という隙間時間をいかに有効な勉強時間に変えるか。そして、15分をいかにしてひねり出すか。この二つのテーマを力説している本書ですが、一番の見所はそういったノウハウではなく、何でも間でも15分!という視点で物事を見ている著者の面白さかもしれません。

 ○○なら15分でできる!という“気づき”を与えてくれる勉強法でした。

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書評:量子コンピュータ

 わかった、とはいえない。

量子コンピュータ (ブルーバックス)量子コンピュータ (ブルーバックス)
(2005/02/18)
竹内 繁樹

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 量子力学と、その概念を用いて作られる(はずの)量子コンピュータについて解説した一冊。ネット上の書評を読むと、大部分の人がわかりやすい!と評価しているにもかかわらず、読んでみてさっぱりわからなかった。

 自分の脳みそが原因かもしれないが、そういった評価と自分の違いを考えてみると、そもそも量子というものがとても説明が難しい存在で、ある程度わかっていても人にそれを伝えるのが難しいと思っていた人たちが読むと「なんてわかりやすく書いてあるんだ!」となるのではないかと。そしてわからない人が読むとやっぱりわからない。

 コンピュータについてなど、解説部分も少々物足りないものを感じるので、この一冊だけでなくいくつか読まないと理解は難しそうです。けど、大学でこれからわからないじゃすまなくなりそうなんだけどなぁ……。

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