2008.03.11 書評:引き寄せの法則
 トンデモか、真理か。

引き寄せの法則 すべての願いが現実になる引き寄せの法則 すべての願いが現実になる
(2007/11/08)
ウィリアム・W・アトキンソン

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 念。それ自体が波動となり、回りのモノをひきつける力を持つ存在を本書ではそう呼んでいます。そして、心の持ち方一つで引き寄せる“モノ”がプラスになるかマイナスになるかが決まる、らしいです。

 正直、こういったスピリチュアル系(に分類すると本書に対して失礼かもしれませんが)の話は眉唾と感じているのですが、現代科学が計測できないからといって無いと断定できないものもまた事実。

 しかし、計測されない云々かんぬんといった話を聞くたびに、じゃあこの人たちの主張を支える根拠って何なんだろうと不思議に思います。

 経験則? 直感? それとも降ってきた?(お告げ?)

 経験則だとしたら、それは昔からある先人の知恵と同じレベル(正しいのもあるし、間違っているものもある)ですし、直感でしたら論外。お告げは、まあ、信じるかどうかは人それぞれですし。

 その善し悪しは別として、私がこの手の話に対して感じるのは、断定できる強さです。それが本当か嘘かは関係なく、証明は出来ないけどこうなんだ! と強く主張できる人たちの強さ(盲目さ?)は一体どこから来るのか。その強さこそ、スピリチュアルの効用なのかもしれません。

 本の内容としては、うん、まあ、だから、なんだ、そんな感じでした。
 どこもかしこも馬鹿ばっか。

アホでマヌケなアメリカ白人 (ゴマ文庫)アホでマヌケなアメリカ白人 (ゴマ文庫)
(2007/12/05)
マイケル・ムーア

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 米社会を痛烈に批判する刺激的な映画を作ることで有名なマイケルムーア監督が執筆した、これまた刺激的な一冊。

 映画と同じく、全編アメリカに対する嘆きと皮肉、そして“頼むよほんとに”と言いたげな嘆きを読み取ることができます。

 この本を読んでみて感じるのは、日本もアメリカもおかれている状況は違えど、根本に抱えている問題が重なっていることです。

 つまり、ろくなトップ(政治家)がいない。

 まあ、だからと言ってヒトラーやムッソリーニみたいな人間が量産されても困るのですが、この人に国の命運を託したい!と思える政治家がいないという現状はさびしいものです。

 日本と米国の決定的な違いは、こういった現状をエンターテイメントに仕立て上げられる人間がいるかどうかなのかもしれないと、本書を読みながら思いました。