2008/10/19
書評:電脳進化論
![]() | 電脳進化論―ギガ・テラ・ペタ (朝日文庫) (1998/03) 立花 隆 商品詳細を見る |
1990年代前半における、スーパーコンピュータ(略してスパコン)の進化とその使用される分野を紹介したドキュメントです。
10年以上前の話なのに、出てくる話(スパコンの用途やその技術に関するもの)が半分程しか理解できないのは正直ショックでした。
普段使っているのがパーソナルなものだから〜という言い訳はできますが、人にコンピュータを教えるという立場にいるものとして素直に不勉強を恥じることにします。
魅力的なスパコンの世界
さまざまなスパコンの用途もそうですが、何より興味深いのがその設計思想の違い。
手作り低価格スパコンから、並列、コネクション、ニューロ、ファジー、光、量子、バイオ……etc。名前を聞くだけでお腹一杯、ギブアップと叫びたくなります。
この著者、これほど調べて理解して書く事ができますよね。さすが立花隆。先日読売新聞でネットに関するコラムを書いていただけはあります。
10年前の記事から見えるもの
この本が書かれた辞典では実現されておらず、現在実用化されつつある手術ロボットなど、それらが進化するまさに“過程”が見えるのは面白いですね。手術ロボットに関してはほとんど人間の医師が遠隔操作で操るロボットになってしまいましたがね(リモート手術)。
20万円で製作されたスパコンを読んでふと思ったのが、今ならもっと安く高性能なものが作れそうだということ。今は用途が思いつきませんが、いつか作ってみたいですね。
パソコン関連の文庫本は、軽い内容が多い中非常に読み応えのある一冊でした。







