書評:引き寄せの法則

 トンデモか、真理か。

引き寄せの法則 すべての願いが現実になる引き寄せの法則 すべての願いが現実になる
(2007/11/08)
ウィリアム・W・アトキンソン

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 念。それ自体が波動となり、回りのモノをひきつける力を持つ存在を本書ではそう呼んでいます。そして、心の持ち方一つで引き寄せる“モノ”がプラスになるかマイナスになるかが決まる、らしいです。

 正直、こういったスピリチュアル系(に分類すると本書に対して失礼かもしれませんが)の話は眉唾と感じているのですが、現代科学が計測できないからといって無いと断定できないものもまた事実。

 しかし、計測されない云々かんぬんといった話を聞くたびに、じゃあこの人たちの主張を支える根拠って何なんだろうと不思議に思います。

 経験則? 直感? それとも降ってきた?(お告げ?)

 経験則だとしたら、それは昔からある先人の知恵と同じレベル(正しいのもあるし、間違っているものもある)ですし、直感でしたら論外。お告げは、まあ、信じるかどうかは人それぞれですし。

 その善し悪しは別として、私がこの手の話に対して感じるのは、断定できる強さです。それが本当か嘘かは関係なく、証明は出来ないけどこうなんだ! と強く主張できる人たちの強さ(盲目さ?)は一体どこから来るのか。その強さこそ、スピリチュアルの効用なのかもしれません。

 本の内容としては、うん、まあ、だから、なんだ、そんな感じでした。
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by BASARA  at 22:50 |  その他 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

書評:生物と無生物のあいだ

 生きてるって、何?

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
(2007/05/18)
福岡 伸一

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 生物学者である著者が、現在の生物学がどのような変遷をたどって形作られたか、そのなかで描かれるドラマ、人間模様や挫折・苦悩を描いた傑作。

 紛れも無く傑作ではあるのですが、私の理解力では、内容の1割も理解したと言い切ることが出来ないのが悔しい。工学系が専門だからといいわけをすることはたやすいけれど、そこを逃げずに何度も読み返し、他の生物学の入門書にもチャレンジしてみたいと思います。

 なにより、内容の1割も理解できていない自分が、はっきりと傑作だとわかることが傑作(自嘲の意味で)です。多分、頭の中でものすごい勢いで分かった“つもり”で処理がなされているからなのでしょう。

 多少、文学的に書かれすぎているのが気になります。もう少しその部分を削って解説を分かりやすくしてくれれば……とも思いますが、この“文学的”という要素が無ければこれほど読みすすめることが出来たか自信がありません。バランス、なのですかね。

 今回は図書館で借りたので、改めて購入したいと思った一冊でした。
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by BASARA  at 21:53 |  サイエンス |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑