2008.04.20 書評:GOSICK
 うーん。

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
(2003/12)
桜庭 一樹、武田 日向 他

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 今年の直木賞(だったっけ?)を受賞した著者のミステリー系ライトノベル。

 の、はずなのですが、異常なまでにキャラが弱い。
 そのキャラクターの属性(個性とも言う)を分解して考えるとこれほど弱い印象しか与えないのが不思議なほど。まあエキセントリックな美少女名探偵ってのはステレオタイプな感もありますが。

 この本を読みながらたまたま併読していた浅見光彦シリーズを読んでいて気がついたのですが、GOSICKってもしかしたら“ライトノベル”として書かれていないのではないかもしれません。

 年配(と言うと怒られそうですが)の人たちが読む推理小説って基本的にキャラクターの個性よりもドラマ重視、ヴィジュアルよりも描写重視といった傾向があるのですが、このGOSICKもこの“大人”向け推理小説臭が漂ってくるんですよね、読んでいると。

 まあ、そういった中途半端さのせいでそれほど面白い!とは思えない小説だったのですが、こうなると逆に完全に“大人”向けに書かれた直木賞受賞作を読んでみたくなりました。そもそもなんでラノベ作家としてデビューしたんだろと不思議に思う一冊でした。
2008.04.20 象牙の塔すら生ぬるい
 世界の知識への探究心、そして敬意に感動する。





 そしてうちの大学の知性を支えるべき図書館の貧弱さに涙がでてくる。
2008.04.20 書評:続「超」整理法・時間編
 時間を整理?

続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)
(1995/01)
野口 悠紀雄

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 押し出しファイリングを紹介した「超」整理法の著者が、時間の節約術について書いた一冊。


 しかし、この整理法と時間がイコールでつながっているのを見ると違和感がありますね。

 確かに、整理されて無いと余計な時間を浪費することもありますし、時間が無いと整理することもできないという負のスパイラルによく陥りますから、別々に論ずるよりはまとめたほうが有効なのかもしれません。

 しかし何か違和感がある。

 何でだろうと考えてみると、多分この本がぜんぜん“整理されていない”時間管理の本だからだと思います。それぞれの章でのノウハウは確かに有効そうで、私も行っている内容もあります。しかし、それがただ羅列されているだけで、ぜんぜん体系だった知識として頭に入ってこない。前作と比べて、あまりにも構成の錬度が足りないという印象です。

 個々の内容は素晴らしいのに、その点だけが非常に残念でした。