書評:化物語 上・下

化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX)
(2006/11/01)
西尾 維新

商品詳細を見る


化物語(下) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX)
(2006/12/04)
西尾 維新

商品詳細を見る


 上下あわせて800ページ以上あるなか7割以上が会話文というチャレンジャーな作品。

 っていうか、その会話の半分以上が罵詈雑言とそれに対するツッコミって新しすぎる。新しいことがすべていいことではないけれど、この本では確実に成功しています。かわいそうな男のツッコミ最高。

 罵り合い合戦というと「されど罪人は竜と踊る」を思い出しますが、ファジイな感想ですが化物語の罵りあいには愛を感じます(ダジャレではありません)。互いにベストな位置から好き勝手砲撃している、といった印象でしょうか。やっぱりよくわかりませんね。ちなみに“され罪”(と略します)はインファイトで血を噴出しあいながら殴り合っている感じです。

 違いが分かっていただけたでしょうか。無理ですね。

 読みふけって気がついたら真夜中だったほどに熱中できる、良作でした。
テーマ: ブックレビュー -  ジャンル: 小説・文学
by BASARA  at 17:18 |  ライトノベル |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

書評:マッチ箱の脳

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話
(2000/12)
森川 幸人

商品詳細を見る


 初めて読んで納得できた人工知能解説書です。

 現在の人工知能に使われている考え(アルゴリズム)を分かりやすく解説し、その得手不得手や実際にどのような処理を中で行っているかを自分の中ではっきりイメージできたのは本書が初めてです。今までの人工知能の本は、高くて不味かった……。

 巻末に収録された“その他”に書かれていた、節足動物と脊椎動物の「知能」そのものの違いが個人的に一番印象に残っています。そもそも知能っていうものを理解していないのに作ろうとしてるんですよね、人類って。チャレンジャーだなぁ。

 いくら仕組みは知らなくてもスイッチを押せば家電製品が使えるからって、作り手が分かってなければ手も足も出ないと思うのですが。素人考えでしょうか。

 本書はネット上で(無料で!)公開されているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

ほぼ日刊イトイ新聞 - がんばれ森川くんの遺伝子くん はてなユーザーの評価
テーマ: ブックレビュー -  ジャンル: 小説・文学
by BASARA  at 16:50 |  サイエンス |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑