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書評:知的複眼思考法

 一冊の本を読んでここまで疲れたのは久しぶり。

知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)
(2002/05)
苅谷 剛彦

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  いわゆるロジカルシンキング(論理的思考)の指南書。

 ただし、ビジネスコーナーに置いてある本と違い、学生をターゲットにして(著者が学生にこういった考え方を教える立場にいるためだと思いますが)書かれているので、非常に理解しやすく、サンプルとして提示されるものも馴染みやすいテーマ(受験やいじめなど)です。


 そう、実際「知的複眼思考法」という非常に難解なメインテーマであるにもかかわらず、この本はその内容や方法論を驚くほどスマートに学ぶことができます。

 では、読みやすいはずなのに、何故これほど疲れるのか。

 それは、この本が「思考法」と命名されているように、読者に対してつねに“思考”しながらこの本を読むことを求めているからです。

 序盤に「批判的読書のコツ 20ポイント」「その中でもっとも重要な4ポイント」を提示することで、それを目にして以降、どのページを開いても意識して読むように誘導されてしまいます。

 なんて見事な罠。



 まあ、読みはしたけれどまったく頭に何も残らない読書よりは素晴らしいことではあるのですが、疲れる。

 気分転換にちょっと読書を、などという軽い根性でこの本を開くと、疲労困憊で机の上に突っ伏すことになります。なりました。

 今まで自分がいかに“素直に”本を読むことしかしてこなかったのか、思い知らされます。
 ページをめくるたびに、反省しっぱなしでした。

テーマ : オススメの本の紹介 - ジャンル : 本・雑誌

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