書評:解剖男

 変体極まる(ほめてますよ?)。

解剖男 (講談社現代新書)解剖男 (講談社現代新書)
(2006/02)
遠藤 秀紀

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 遺体解剖学の権威が、解剖の楽しさや意義を暑苦しいくらいに語った一冊。

 毎日電車に揺られながらアザラシの解剖風景を脳みその中でシュミレーションするくらい解剖を愛している著者の姿を見ると、楽しさや意義は伝わってくるのですが、正直やりたいと思わない。

 私もオタクの端くれ、そういった性質を理解しないわけではありませんが、アニメオタクが鉄道オタクを理解できないように、私には理解しにくい世界のようです。

 その分、新鮮かつ斬新な世界を見せてくれるので知的好奇心の満足という点では満点の出来です。描写もかなり文学的にされており、著者のこの本に対する熱の入れようを感じることができます。

 解剖って何が楽しいのか分からない。死体なんて捨てちゃえば良いのにと考えてる人たちにぜひ読んでいただきたい本です。
テーマ: ブックレビュー -  ジャンル: 小説・文学
by BASARA  at 20:45 |  新書 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑  | 
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