2008.04.20 書評:GOSICK
 うーん。

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
(2003/12)
桜庭 一樹、武田 日向 他

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 今年の直木賞(だったっけ?)を受賞した著者のミステリー系ライトノベル。

 の、はずなのですが、異常なまでにキャラが弱い。
 そのキャラクターの属性(個性とも言う)を分解して考えるとこれほど弱い印象しか与えないのが不思議なほど。まあエキセントリックな美少女名探偵ってのはステレオタイプな感もありますが。

 この本を読みながらたまたま併読していた浅見光彦シリーズを読んでいて気がついたのですが、GOSICKってもしかしたら“ライトノベル”として書かれていないのではないかもしれません。

 年配(と言うと怒られそうですが)の人たちが読む推理小説って基本的にキャラクターの個性よりもドラマ重視、ヴィジュアルよりも描写重視といった傾向があるのですが、このGOSICKもこの“大人”向け推理小説臭が漂ってくるんですよね、読んでいると。

 まあ、そういった中途半端さのせいでそれほど面白い!とは思えない小説だったのですが、こうなると逆に完全に“大人”向けに書かれた直木賞受賞作を読んでみたくなりました。そもそもなんでラノベ作家としてデビューしたんだろと不思議に思う一冊でした。

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