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書評:殺竜事件

殺竜事件―a case of dragonslayer (講談社ノベルス)殺竜事件―a case of dragonslayer (講談社ノベルス)
(2000/06)
上遠野 浩平

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私が見知らぬ本を手に取る場合、いくつか買い方にパターンがあります。

一つは表紙買い。ライトノベルなどを買う場合、表紙のイラストや装丁が購入の決め手になることが多々あります。表紙につられて購入して、後悔したことも山のようにありますが。

もう一つが、タイトル買い。その本のタイトルがあまりにも秀逸というより魅力的なため、思わず手にとってしまったという買い方です。

この本は、後者のタイトル買いで手に取りました。
だって、殺竜ですよ、殺竜。王道ファンタジーなら、竜といえば時には勇者に立ちはだかる敵として、あるときは勇者に助言を与え、またあるときは勇者と共に巨悪を討つ。
その竜が、殺されて、なおかつ事件とは。もう、そのタイトルだけで期待せずにはいられません。

本書はタイトルのとおり、その世界において最強の存在である竜が殺されてしまい、主人公たちはその犯人を捜すために旅に出ます。容疑者は、結界に守られた竜に面会を求めた人間たち。人間ごときの力では絶対に倒すことが不可能なはずの竜を、どのようにして殺したのか? そもそも、なぜ竜を殺さなければならなかったのか?

不可思議な謎と共に、旅によって明かされていく主人公たちの関係や過去が、物語の世界にぐいぐい引き込んでくれます。

ミステリーとしてだけでなく、和製ファンタジーとしても楽しめる、素敵な小説です。

テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学

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