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[書評]大人のための勉強法 パワーアップ編

大人のための勉強法―パワーアップ編 (PHP新書145)大人のための勉強法―パワーアップ編 (PHP新書145)
(2001/03/15)
和田 秀樹

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同じPHP新書で発売された大人のための勉強法の続編。

この人の勉強法の特徴として、具体的なノウハウは紹介せず、人が学ぶということに関する心理学的な理論や著者自身の経験を元に書かれています。

勝間系勉強法(具体的なノウハウの塊)とは対極をいく書かれ方ですね。

私は人が勉強を始める、もしくは続けるための動機付けに興味があり、本書を手に取ったのですが、面白いことが書いてありました。
教育心理学での動機付けは、
  • 明瞭な外的報酬が重要視された時代

  • 内発的動機付けが重要視された時代

を経て、
  • 文化的に埋め込まれた暗黙の勉強への方向付け

  • 外発的動機付けから内発的動機付けに内化されるプロセス

が重視されるようになってきたとのこと。

しかし著者は、自己から湧き上がるやる気を重視するこの考え方よりも、「やる気があるかどうかよりも、やったかどうか」こそが重要であると説いています。

海外の学校の宿題や試験の多さと、それに伴う成績の向上からゆとり教育を批判しているものそのためでしょう。自らが勉強することをしなくなった「有識者」たちを批判しています(嘆いているだけかも)。

まあようするに、外部の学校や指導者は、とにかく生徒にアウトプットの機会をもうけさせ、ひたすら詰め込み教育を行ったほうが効率がいいということでしょう。これには完全に同意です。大学でも、一番生徒の成績が良くなる授業は、ひたすらに問題を解かせた授業であり、教授が理論をだらだら説明していた授業ではありませんでした。

あとは、「暗黙の勉強への方向付け」として、周囲の先輩や同級生がバリバリ勉強している姿を見せることも大事だと思います。
環境のせいで何かができないというのはどうかと思いますが、環境のおかげで何かがしやすくなるってことはありますよね、やっぱり。

勉強法というよりも勉強論というべき一冊でした。

テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学

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