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書評:殺竜事件

殺竜事件―a case of dragonslayer (講談社ノベルス)殺竜事件―a case of dragonslayer (講談社ノベルス)
(2000/06)
上遠野 浩平

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私が見知らぬ本を手に取る場合、いくつか買い方にパターンがあります。

一つは表紙買い。ライトノベルなどを買う場合、表紙のイラストや装丁が購入の決め手になることが多々あります。表紙につられて購入して、後悔したことも山のようにありますが。

もう一つが、タイトル買い。その本のタイトルがあまりにも秀逸というより魅力的なため、思わず手にとってしまったという買い方です。

この本は、後者のタイトル買いで手に取りました。
だって、殺竜ですよ、殺竜。王道ファンタジーなら、竜といえば時には勇者に立ちはだかる敵として、あるときは勇者に助言を与え、またあるときは勇者と共に巨悪を討つ。
その竜が、殺されて、なおかつ事件とは。もう、そのタイトルだけで期待せずにはいられません。

本書はタイトルのとおり、その世界において最強の存在である竜が殺されてしまい、主人公たちはその犯人を捜すために旅に出ます。容疑者は、結界に守られた竜に面会を求めた人間たち。人間ごときの力では絶対に倒すことが不可能なはずの竜を、どのようにして殺したのか? そもそも、なぜ竜を殺さなければならなかったのか?

不可思議な謎と共に、旅によって明かされていく主人公たちの関係や過去が、物語の世界にぐいぐい引き込んでくれます。

ミステリーとしてだけでなく、和製ファンタジーとしても楽しめる、素敵な小説です。

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書評:攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 凍える機械
(2004/07/08)
藤咲 淳一

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SAC(攻殻機動隊のテレビアニメ版)を題材とした小説シリーズの中では、もっともアニメのシナリオ構成に近い本かもしれません。

大小さまざまな事件、人、思想が絡み合い、予想もしていないような大きな事件へ収束していく。そして、その合間にミニストーリー(今回はタチコマが主人公)をはさんで、それもメインのシナリオにリンクさせるなど、アニメ版の展開を彷彿とさせます。

今回秀逸なのはタチコマのショートストーリー。アニメ版で描かれた少女との友情ではなく、女性との恋(と観察できる何か)を体験したタチコマの描写は、電車の中で読んでいて頬が緩みっぱなしで、他の乗客にアブナイ人と思われたことでしょう。

小説シリーズの中では一番のお勧めです。

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書評:ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1 それ絶対植えてみよう!ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1 それ絶対植えてみよう!

ぼくたちには野菜が足りない (畑に関するLesson1) (集英社スーパーダッシュ文庫)ぼくたちには野菜が足りない (畑に関するLesson1) (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2005/03)
浅沼 広太

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野菜バカな高校生のもとに、宇宙から嫁にしてくれと少女が落ちてきたというお話。SFに見せかけたスモールファンタジー学園物です。

正直、文章自体にはそれほど魅力を感じなかったのですが、設定に一目ぼれして手にとってしまいました。設定だけで飲み会の席でネタとして使えましたよ。設定って大事ですよね。

少々キャラクターがぶれる(というか一貫性を感じない)ために、感情移入はしにくいのですが、設定を読むために買ってそんなしです(まあ、つまり、設定以外、ゴニョゴニョということで)

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書評:お留守バンシー

お留守バンシー (電撃文庫)お留守バンシー (電撃文庫)
(2006/02)
小河 正岳

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純粋培養型王道ファンタジー。

直球ストレートな設定と、まさにライトなノベルと呼ぶにふさわしいストーリー展開が魅力です。私の大好物。
人間の論理とちょっと違う、人じゃない人たちの論理感なども読み応えを感じます。

しかし、あまりにも王道のど真ん中なため設定やストーリーに関して語りづらいのもまた事実。

ちょっと重たい内容の話や勉強で疲れたあとに、癒しを求めて読むと潤います。

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書評:EREMENTAR GERAD 隠された月虹宝珠

マッグガーデン ノベルズ 小説 EREMENTAR GERAD~隠された月虹宝珠~ (MAG‐Garden NOVELS)マッグガーデン ノベルズ 小説 EREMENTAR GERAD~隠された月虹宝珠~ (MAG‐Garden NOVELS)
(2005/08/29)
東 まゆみ朝香 祥

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 後輩に漫画を赤青そろえて全巻読ませてもらい、さらに小説まで読ませてもらえました。いやー、いいですねEG。ヒロインが武器となって主人公と一緒に戦うという、中学生の妄想バリバリの設定もそうですが、キャラクターも好き勝手デザインしました!って勢いがびんびんに感じられますよ(ほめてます)。

 さて、小説のほうですが、漫画版の主人公は登場せず、仲間の過去(もしくは未来?)という設定で、完全オリジナルストーリーです。スクエニ系の漫画原作小説はたいていそうなのですが、漫画本編では描けないお話(漫画の雰囲気にそぐわない、内容と整合性がとれない)を小説でやりつくす傾向があるので非常に好感が持てます。

 この小説もメインはミステリー仕立てとなっており、陰謀渦巻く王宮のごたごたを今回の主人公であるシスカ(漫画本編では主人公の仲間)が解決していくというストーリー……あれ? よく読んでみると主人公、状況を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、何も解決してない。むしろ、何もしないほうがスムーズにお話進んだんじゃね?

 内容がかなり込み入ったミステリーなので、主人公の暴れっぷり(暴走キャラです)が際立ち空気読めてない感がバリバリです。シスカの扱いがあまりにもあれなところ以外は非常に楽しめる内容でした。ただ、やっぱり戦闘シーンは文字で読むには少々厳しいものはありますね。

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書評:化物語 上・下

化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX)
(2006/11/01)
西尾 維新

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化物語(下) (講談社BOX)化物語(下) (講談社BOX)
(2006/12/04)
西尾 維新

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 上下あわせて800ページ以上あるなか7割以上が会話文というチャレンジャーな作品。

 っていうか、その会話の半分以上が罵詈雑言とそれに対するツッコミって新しすぎる。新しいことがすべていいことではないけれど、この本では確実に成功しています。かわいそうな男のツッコミ最高。

 罵り合い合戦というと「されど罪人は竜と踊る」を思い出しますが、ファジイな感想ですが化物語の罵りあいには愛を感じます(ダジャレではありません)。互いにベストな位置から好き勝手砲撃している、といった印象でしょうか。やっぱりよくわかりませんね。ちなみに“され罪”(と略します)はインファイトで血を噴出しあいながら殴り合っている感じです。

 違いが分かっていただけたでしょうか。無理ですね。

 読みふけって気がついたら真夜中だったほどに熱中できる、良作でした。

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書評:脳が冴える15の習慣

 脳トレを超える「習慣」。

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
(2006/11)
築山 節

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 脳の専門家である脳外科医の著者が、自信の治療体験から編み出した脳をよい状態に“保つ”ための習慣を紹介した一冊。

 この本の中で、脳の働きを回復させるには気が向いたときのトレーニングよりも脳にいい習慣を身に着けること、と書かれていて非常に納得。常々脳トレゲームで遊びながらも、こんな不定期なトレーニングに本当に意味があるのかという不安がありました(著者いわく、やらないよりましだそうですが)。

 そんな中、この本のように習慣こそが大事と言われ初めて納得。今まで読んだ脳活用本(変な名称)の中では抜群に読みやすく、納得のいくないようでした。どの習慣も手軽に試せるのもいいですね。

 最近自分の脳みそに自信がもてなくなってきているので、いっちょバージョンアップを目指したいと思います。

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